居酒屋での話

サラリーマンの居酒屋話です。

働き方改革とは、農耕文化から狩猟文化に戻ること

文明が発展すればするほど労働時間は短くなると思っていた。

人口を賄う食料を確保するための余剰時間が多くなると考えていたからだ。

しかし、それは間違っていた。原始的な狩猟文化の方が労働時間は短いのだ。

確かに、未開の狩猟と採取で生活している部落の男たちはいつでも暇そうで、もっぱら着飾ったり酒を飲んだり踊りを踊ったりして暮らしている。

一日3時間程度狩りをすれば、女性が採取してきた植物類と合わせて部落全員がその日食べるものは手に入るのだ。

農耕文化では、村人全員が力を合わせて開墾したり種を植えたり、水をやったり、収穫したりで、それこそ日が出てから沈むまで働く。

最近、働き方改革として労働時間の短縮の方向だ。

それは何を意味しているのかと言うと、もう農耕文化的な働き方は終わったのだ。

ネットやコンピュータの進化と価値観や生活の多様化は、農耕文化的にみんな同じ価値観で長時間働くことに価値を見出さないのだ。

自分の視点で自分の能力を磨いて自分で働いて稼ぐ。

そう、まさに狩猟文化なのだ。

それは弱肉強食の自由主義経済でのマーケットメカニズムに符号する。

考え方によっては個人の力量がすべてであるから辛い。

でも、もう時代はそういう選択をしたのだと思う。