居酒屋での話

サラリーマンの居酒屋話です。

大後悔

日常生活や人生で後悔することは多々あるが、とても大きな後悔を一つ。

 

実は、将棋でアマ2段のお免状を得る許可を得ていたのだ。

しかし、初段を取るのに3万円、2段を取るのに4万円で合計7円の上納金が必要だったため、

相当ケチな性分でお免状を貰わなかったのだ。

当時のお免状は、谷川、中原、大山、米長らの署名が入るものだった。

今となっては、やっぱり取っておけばよかったと後悔している。

 

当時、社会に出て4年目くらいで結婚したててだったが、どっぷり首まで将棋にはまっていた。

詰将棋の本を見てて電車を何駅も乗り越したりもした。

休日は昼前に家を出て、道場に行きふと気づくと夕方5時過ぎ、帰らなきゃなって思ってると、

内藤さん、あちらの方と一番どうですか?アマ6段で飛車角落ちですけど、などと魅力的なマッチングを道場主がしてくれる。家に帰ると8時過ぎ。

その頃は頭の中に将棋盤が3枚くらいある感じで、

定石譜や近々の棋譜は頭で再現できるようになっていた。

そして日本将棋連盟から2段のお免状の許可を得たのだ。

でもさすがに、これじゃ家庭崩壊になってしまう。と思って道場通いは止めにした。

そうして、僕の将棋熱は急速に冷めて行ったのだ。

それからは、ほどんど実戦では指してない。今は弱っちい将棋ソフトでも負けてしまうので、

多分、6級くらいの棋力しかないと思う。

それでも、お免状があれば、再起して再び将棋に没頭できるかもしれない。

というわけで、大後悔している。

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