居酒屋での話

サラリーマンの居酒屋話です。

ゴネ得ハラスメント

ゴネ得というのがある。


文句言ったり、クレームつけたり、極端に自虐的になって被害者としてアピールすることで、通常では無理なことを受け入れさせることだ。

実際に得をして一時的な実利を得てしまうのも特色だ。
多分、そういうことをする本人は自分の気持を正直に表現しているつもりなので、まったく罪の意識が無いのが特徴だ。
そういう人は、自分の不利益を主張するのは当たり前だ、みんなも気に入らなかったり、嫌だったりしたら堂々と主張したら良いのに、くらいに思っているのだろう。


普通ルール内で共同生活をしている基準で、特別なワガママを言うことはとても恥ずかしいことだと思っている。一昔前の親が良く口にした、「他人様に迷惑をかけるような人間になってはいけない」と言うことだ。


企業の中でもこういう人が必ず何人かいる。やれ、アレがない。マニュアルが無い。経験ないのに教えてくれない。人がいない。なんで私がやるの。など普通の人は心の中で思っても、まず自分で努力するか、最終目的に向けた相談として解決するようなことを、堂々公然としらっと発言して、なおかつそれが解決するまで繰り返す。

私見では、彼らはお互いが嫌いなせいか、散らばっていることが多い。


ヌーハラと言うのがあるのを聞いた時これを思った。ゴネ得だなと。

日本の生活現場に来た外国人が日本の習慣にいちゃもんをつける

蕎麦をすするのは、日本では問題ない当たり前の食べ方だ。体調や気分によっては気になる人もいるかも知れないけど、文句を言う方がどうかしている。
それをヌードルハラスメントと言う、耳に新しいレッテルを貼って正当化したのは、多分日本が嫌いな文化人だと思う。
レッテルを貼られると独り歩きして、それがさも正しいことのような印象操作が始まる。


また、除夜の鐘を騒音だから規制しろとかゴネる人たちもいる。こういう行動も構造はまったく同じだ。多分、日本の文化が大嫌いな文化人が大騒ぎするのだろう。お寺も生臭い坊主が跋扈して、決して正義だけではないが、坊主が除夜の鐘を突くのは、受け入れられてる生活習慣だ。こういうことにゴネる人たちにはきっと天罰が下ってしまうに違いない。
恐ろしきゴネ得。そして何でも後ろにハラスメントを付けると、異常に警戒する傾向が出てきているように思う。得に最近、やれCSRコンプライアンスだと過敏になっている。


ここまで来ると逆にゴネ得ハラスメント、クレームハラスメントと言う言葉が出来るかもしれない。
国家間でも一度締結して解決したものを、ゴールポストを動かしてゴネたりしている。

そいういうの子ども達が見ていて真似して平気で約束を破ったりしないか心配だ。


恐ろしきは、ゴネ得なのだ。