企業競争
好きな牛丼チェーンではどこだろうか?
味、メニュー、サービス等の違いで、人それぞれの好みが分かれるが、
熾烈な贔屓してくれる顧客獲得競争をしている。
職場や家の近所にあるなど立地の要素はあるが、
近くに3店あったらどこに入るだろうか?
同じように、100円ショップはどこが好きだろうか?
ダイソー、キャンドウ、セリアでこれも同じく熾烈な競争をしている。
新規ビジネスとして市場を切り開いて君臨したが、強力なライバルが出現し、
市場規模は大きく拡大していった。
ハンバーガーショップチェーンはマクドナルドの完勝に見える。
善戦はしたけれど、マクドナルドの夥しい最高立地店舗、オペレーション、
価格、CM戦略等、規模の経済性(資本投入力)の差で勝負がついた。
このように、BtoCの産業、サービスでは、企業競争が健全に機能して、
顧客ニーズにあった良いものが安く提供して、市場を拡大していく。
ところで、BtoBである僕が働く産業システムや建設業では、
また違った企業競争が展開される。
業界による慣行や固定化した企業に顧客。近い業種での縄張りの紳士協定もあるかもしれない。
関係省庁等の関与も大きく、業界成長の名の下で、
日本護送船団的に海外企業からの防衛もある。
そこでは工業会や天下りと言う人材の活躍もあって、
業界の利権を守ることで参入障壁になる。
業界の掟をしらない企業は入ってくるな!というわけだ。
健全な企業競争は、企業や該当市場の成長には欠かせないと思う昨今なのだ。