居酒屋での話

サラリーマンの居酒屋話です。

読書感想:アルルカンと道化師/池井戸潤

半沢直樹 アルルカンと道化師 [ 池井戸 潤 ]価格: 1760 円楽天で詳細を見る 発売してKindleでほぼ即買い。 テレビでは大いに盛り上がった。 この放映期間中に、「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」も読んだので、 すっかり半沢直樹にハマっ…

書評:コロナ後の世界

コロナ後に日本の社会はどのように変わっていくのか。世界の知の巨人たちへのインタビュー集。ジャレド・ダイアモンド、ポール・クルーグマン、スコット・ギャロウェイ、リンダ・グラットン、マックス・テグマーク、スティーブン・ピンカーとそうそうたるメ…

書評:the four GAFA 四騎士が作り変えた世界/スコット ギャロウェイ

今、我々の社会生活は劇的に変化し始めている。それを読み解き、今後の行動指針を考える大きなヒントになるのがこの本だ。 PCがワープロに変わって一般家庭に普及し、電話回線を使ってパソコン通信が始まった。そしてインターネットが出てきて、それまでの情…

書評:日本人の9割が知らない遺伝の真実/安藤寿康

■「人間は遺伝子を運ぶ方舟である。」人間の生命体としての存在意義はここにある。ある人は本能と言うかもしれない。子供を生むことを前提としているので、ある人は差別だと感じるかもしれない。でも、それは生命体の基本的な現実なのだ。「自分が今ここにあ…

酒場評論:八日目の蝉

角田光代の2007年の小説。映画は2011年。出演は、井上真央、永作博美、小池栄子。2010年に、檀れい、北のきいでTVドラマ化されているようだが観ていない。 原作を読んでから映画を観たパターン。 小説を読み始めると喜びに打ち震えた。小説らしい小説なのだ…

酒場評論:イニシエーション・ラブ

乾くるみの2004年の小説。映画は2015公開、堤幸彦監督で主演は松田翔太、他に前田敦子、木村文乃。 実はまだ映画は観ていない。正確に言うと観るつもりは今のところ無い。原作は約30年前の恋物語がそのまましっかり詰まっている。あの頃の空気を知っている世…

酒場評論:悪人

「悪人」は吉田修一の著作で2007年に出版、映画は2010年に公開。主演は妻夫木聡。他に深津絵里、満島ひかり、柄本明等。 映画を先に観た。さまざまなテーマが実に奥深く心に焼き付いた。祐一(妻夫木聡)は気弱で無口だけど、ひたむきに人を愛する優しさもあ…

酒場評論:白夜行

東野圭吾の1999年の長編小説。2006年にTVドラマ化、2011年に映画化されている。幼い頃の殺人事件の秘密を共有する二人の成長を通した物語だ。 僕はこの順番で読んでから観ている。文庫本は綴じられるギリギリサイズの厚さではないだろうか?非情に分厚い本で…

酒場評論:映画と原作小説

読んでから観るか?観てから読むか?人によって好みもある。内容や映画の出来栄えによって違いもある。 僕は読んでから観る方だ。先に映画を観てしまうと、どうしても俳優や風景場面などのイメージが固定化してしまう。原作小説を読む際にイメージが限定され…